完璧主義と最善主義
私は最近本を読んで、あるべき姿(理想)と現状のギャップを埋めるべく課題解決をしていくという事は理解できました。
次の疑問として、複数ある課題の複数のやるべき事をどの順番でやれば良いのかについて調べ始めました。
まず初めに気になったキーワードは完璧主義と最善主義です。
完璧主義(=理想主義):100点を目指す考え方
最善主義(=現実主義):制約の中でできるだけ高い点を目指す考え方
前述のあるべき姿への取り組み方としてはどちらが正しいでしょうか。
完璧主義と最善主義の違いは制約の有無です。
例えば時間に制約があった場合、完成度よりも時間内で終わらせる事が優先されるでしょう。
このように考えてしまうと現実的なやり方が正しい気がしてしまいますが、制約も加味して計画していれば理想を貫けたはずです。
課題の解決策は前提に配慮して考えます。
つまり前提の優先度でやるべき事の優先順位が決められるのです。
演繹法の考え方では、前提にはその前提があるといった形で前提は連続しており、根源的な前提の方が影響力が大きいです。
話をまとめますと、
- あるべき姿(=なりたい姿)を目指す際の指針として前提があり、それに配慮してやるべき事(=課題の解決策)を設定する。
- やるべき事の背景にはどの前提があるのか把握し、刻一刻と変わる前提によって複数のやるべき事の優先順位が入れ替わる。
- 根源的な前提の方が優先順位が高い。
- 枝葉(末端に近い)前提を根拠とするやるべき事は順位が動きやすい。
完璧主義とか最善主義とかは小手指の話で、今やっている事の背景に何があるのかを知っておく事が大事だとわかりました。