ROAとROEの違い
ITパスポート受験に向けて、対策本だけでは理解できなかった内容をメモしていきます。
ROA ⇒ Return on Assets ⇒ 総資産利益率
※Assets ... 資産
ROA (%) = 純利益 / 総資産
総資産とは貸借対照表の右側の負債+純資産の事である。(左側の資産も同じ金額になる)
自己資本や借りている設備(他人資本)を使って、どれだけ利益をあげられているかを判断する事ができる。
純利益は損益計算書に書かれている。
ROE ⇒ Return on Equity ⇒ 自己資本利益率
※Equity ... 株
貸借対照表の右側の下は純資産となっている。
純資産の主な内訳は資本金、利益余剰金、株主資本でこれらが自己資本である。
株券発行で得た資金は返さなくて良いので自己資本に含まれる。
少ない資本金で大きな利益が出せる方が良いので、比率が15%を超えると優良企業らしい。
しかしながら、純利益が高い事でROEが高くなるのは良いが、他人資本が多い事でROEが高くなる場合もあり、個人的には良い指標とは今のところ思えない。
専門書でちゃんと学びたいと思った。
影響力のある人になるには
以前、傾聴の重要性について考えた時に、社会性は
論理的に答えを導き出す能力と同じくらい重要だと感じました。
私はサラリーマンで、会社と自宅を往復する毎日で、私にとっての社会とは職場になります。
社会性を高める事を目的とし、ネットで『会社で嫌われる人の特徴』を調べ、この逆の事をやってみようと思いました。
大体の特徴は当てはまっておらず一安心でしたか、『人の時間を大切にしない人』は嫌われるというのが気になり更に調べました。
人の時間を大切にしない人とは、例えば相手に話し掛けたり頼み事をして相手の時間を奪う人です。
人それぞれ限られた時間の中でやる事がありますので、人々はリソースの奪い合いをしているのだと思います。
社会性を維持するために傾聴を重視してしまうと、相手の言いなりになってリソースを提供する事が良い事になってしまいます。
相手次第ではありますが、私は非効率な人の非効率な仕事を手伝うのが我慢ならない性質で、これを回避するために職場では社交性(社会性)を抑えています。
相手の言いなりにならずに社会性を発揮するには、相手に変化を与えられる人、すなわち影響力のある人になるしかありません。
影響力のある人について調べたところ、2つタイプに分かれるようです。
- 権力者
- 理解者
上司などの権限を持つ人は当然ながら影響力があります。
責任は付きまといますが、出世する事で社会をコントロールできます。
理解者とは傾聴して自分の立場になってアドバイスをくれる人です。
やはり傾聴が重要で、傾聴によって周囲の課題も把握し、解決していく事が自分のためになると思います。
思考法図鑑
これまでいくつかの思考法を試してきましたが、他にも良い思考法があれば採用したいと思い、思考法図鑑を読んでみました。
読み進めていくと似たような思考法が多く存在し、これらを一つ一つ吸収していくのではなく、
共通する要素を抽出してシンプルで応用の効く思考法を作ろうと考えました。
まず、思考法の基本は2種類あります。
- ゴールを目指し順番に行動を考える方法
- ゴールから逆算して行動を考える方法
順番に行動を考える方法は、行動一つ一つを改善していく場合に使います。
全体の見直しをする場合は、ゴールから逆算する考え方を使います。
スタートからゴールまでを1つのロジックとし、分析法は2種類あります。
- 他のロジックと比較、参考にする
- 他の立場に成りきってロジックを見直す
例えば、自社製品と競合製品を比較する場合に単純なスペック比較をするのではなく、テーマを決め比較する事で自社の売り方を見出す事ができます。
他の分野での成功パターンを参考にして自社製品の売り方に当てはめる方法もあります。
それから、ついつい売る側の視点で売り方を考えてしまいますが、御客様目線ではどうなのかと考える方法もあります。
基本はこの4つを意識していれば良さそうです。
傾聴の重要性
私は論理的に考える癖がついた事で、自分が正しいと思う事を自信を持って行うようになりました。
しかし、周囲から反発され思い通りにならない事もあります。
私が正しくなくて意見が通らなかっただけだと考えるのが当然かもしれませんが、他者の影響力を無視する事はできません。
この世界には論理的に説明できる事とそうでない事があります。
全ての事には原因と結果があると思いますが、
論理的に説明できない事とは、原因が複雑で結果が予測できない事です。
例えば、自然現象とか他者の気持ちとかが当てはまると思います。
このように考えてみると、論理的に説明できる事よりもできない事の方が多いかもしれません。
ならば論理的に説明できない事にも対応していかなければ、自分の思い通りにはなりません。
論理的に説明できる事とは、自分の行動であったり既知の法則であったり、自分のコントロール下にある内向的な事柄です。
逆に外向的な事柄として、第一の障壁となるのが他者です。
(コントロールの難しさは、自分<法則<他者<動物全般<生物全般<自然の順ではないかと思っています。)
まずは他者をコントロールできれば、より人生をコントロールできると思います。
この部分だけ読むとサイコパスっぽい考え方に見えますが、そうではありません。
他者は自分に良い影響、または悪い影響を与える可能性がありますが、他者を論理的に理解できれば都合良く付き合えるはずです。
そして都合良く付き合えれば、人間界で良い位置に身を置く事ができます。
『他者を理解するにはどうすれば良いのか』、それは論理的思考を逆手に取れば良いと考えます。
他者がどのような目標を持っていて、現状はどうなのか、これまでにどんな経験してきて、どんな特徴を持っているのか分かれば、『次に何をするのか、したいのか』分かるはずです。
よく言われる相手の立場になって考えるとは、この事を言っています。
要するに他者の話を傾聴する事はとても大事です。
会話には自分の意見を広めるだけでなく、他者を知るメリットもあるのです。
説得の仕方
頑張って説明しても他者から理解されないといった経験はないでしょうか。
論理思考は『物事を円滑に進める』だけでなく、他者を説得する場面でも役に立つと思いますので、使い方を整理します。
論理的な説明とは、話題の論理構造が整理されており、結論(意見)から理由(意見を支える根拠)の順に筋道を立てて話す方法です。
まず複数人に説明し、誰からも理解が得られなければ意見が破綻しているか、説明不十分だと思われますので、説明内容を見直した方が良いです。
何人かは理解を示すも一部の人からは理解が得られない場合、その人達の話を良く聞いて新たな説得の条件を聞き出す必要があります。(=情報収集)
その条件も加えつつ新たな結論(意見)を導き出す事で全員が納得する意見へ近づいていきます。
理由もなく頑なに納得しない人がいる場合、どうにもならないのでその人に理解してもらうのは諦めましょう。
暗記の仕方
このブログを始めてから、私の論理的思考力は徐々に高まっている気がします。
それと同時に暗記が得意になってきた実感があります。
この機会に暗記法を確立して今後の人生に役立てていこうと思います。
暗記をした時、「何となく覚えている」、「完璧に覚えている」のどちらかの状態になっていると思います。
私の場合はIT関連の情報は「完璧に覚えている」、それ以外は「何となく覚えている」となる事が多いです。
何となくで覚えている事は大体翌日には忘れてしまいます。(=短期記憶)
これは理解度の差で、私はITの基礎知識があるので、覚える事の本質を捉えて情報を削ぎ落とし覚える量を減らすという事を自然とやっているのだと思います。
また、既存情報と関連付けられる事で思い出し易くもなっています。(=長期記憶)
新情報と論理構造の組み合わせで暗記の難易度を下がっているのです。
しかしながら、全く新しい知識は本質も理解できないし、関連情報もないので気合で覚えるしかないですね。
大企業病
大企業病とは、主に大企業に見られる非効率な企業体質の事を言います。
そもそも大企業とは資本金や従業員数が多いので、大きな資源を使って大きな成果を上げる事ができます。
しかしながら従業員は十人十色で、色々な従業員をうまくコントロールできるかで成果が左右されます。
よって以下のような特徴を持ちます。
- ルールが多くなる
- 縦割の組織構造
想定していない仕事をする場合は全員のルールを変えなければなりません。
全体システムを変更したい場合も全員が納得しなければなりません。
大企業病の明確な解決策は無いと思いますが、
私は企業を業務内容毎で分社化し、独立自治させるのが良いかと思います。
大きな組織は維持しつつも特徴が弱まるからです。